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デート・ア・ライブ 十香デッドエンド

デート・ア・ライブ  十香デッドエンド (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ 十香デッドエンド (富士見ファンタジア文庫)
(2011/03/19)
著:橘 公司
イラスト:つなこ
商品詳細を見る


総合評価:B´
キャラクター:B´
構成:B´
世界観:B´
文体:B
内容:B´


 『蒼穹のカルマ』シリーズの橘公司の新シリーズ。

 三〇年前のユーラシア大空災や南関東大空災という謎の災害現象、空間震より世界が破壊されるようなった世界。四月一〇日、五河士道は妹の琴里に起こされ、新学期が始まった学校へ向かう。いつも通りの日常が始まると思っていた。だが、突如空間震警報の鳴る中、一人士道は学校から飛び出す。そして、士道は辺り一体が跡形もなくなった街で謎の少女と出会う。
 わけもわからないまま事態が進行した末、何故か軍服を着て偉そうにふんぞり返る妹に告げられる。士道の出会った謎の少女こそ、空間震の原因であり世界を殺す災厄である精霊なのだ、と。精霊を止める手段は二つ――殲滅か、対話か。対話を主張する士道に対して、琴里は「というわけでデートして、精霊をデレさせなさい!」と言い放ったのだった。

 キャラクターは、『蒼穹のカルマ』シリーズとはまた別に味が濃そうである(今は普通そうなキャラが多いが)。ただ、今巻は簡単な紹介程度なのか、そこまで深くはキャラが掘り下げられていない。キャラクターたちのそれぞれの事情は今後少しずつ明かされていくようである。
 主人公の五河士道は、平均的な高校生。順応性は高い。この物語におけるツッコミ役。複雑な過去や設定があるようであるが、今回は特に説明されていない。ヒロインである謎の精霊の少女(十香)は、今後の活躍に期待という感じで今回はあまり。全てに対して無知で素直な言動が可愛いですかね。個人的には制服姿が気になります。妹の五河琴里は、普段は主人公の可愛い妹。しかし、裏の顔は〈ラタトスク〉の女王様然とした司令官。今のところ、琴里が、一番キャラが濃い感じです。しかし、普段の接している妹が謎の組織の司令で、いきなり不遜な態度で対応してきたら、正直大いに戸惑うとは思うのですが(そこが個人的にどうも気になりました)。鳶一折紙は、士道の同級生にして陸自の対精霊部隊ASTに所属する無口無表情キャラ。『蒼穹のカルマ』シリーズの鳶一槙奈とは関係はありませんでした(今のところは)。過去やら主人公となりやらあるようだが、今回はほぼ語られず。思考が一番ヤバそうなので、今後の活躍を大いに期待。村雨令音は、〈ラタトスク〉の解析官で、有能ながらいつも眠たげで言動が読めないキャラ。主な人物は以上である。あとは、〈ラタトスク〉の副司令官でドMな青年の神無月恭平や〈ラタトスク〉の空中艦〈フラクシナス〉の愉快なクルーたち、ASTの隊長である日下部燎子、士道のクラス担任のタマちゃん教諭、友人の殿町宏人などがいる。

 構成は、シンプルな流れである。平凡な日常の始まりから一転して、主人公と少女の出会い。妹と謎の組織と説明。精霊をデレさせるための訓練のギャルゲー。そして、精霊との対話とデートである。まさに1巻目という感じで複雑なことはしておらず、全体的にさらりと進行していく。伏線だけは大量に設置しているが。特に、第二章の冒頭が気になる。

 世界観は、随分設定が出てきてはいた。だが、紹介ということで進行重視のためか、個々にあまり詳しく説明されていない。シリーズものとはいえ、用語が多くもっと丁寧に説明してほしかった印象である。精霊や〈ラタトスク〉、空中艦〈フラクナシス〉(これは特にどんな構造で大きさなのかなど)、陸自の対精霊部隊AST、顕現装置(リアライザ)、随意領域(テリトリー)、CR-ユニット、災害復興部隊、各武器の設定などである。今後に期待しておく。

 文体は、読みやすく作られている。主人公視点を中心に、琴里や折紙視点を少し。たまに、自然を装ってオタクネタが放たれてくる。

 内容は、王道ものと見せかけておいて、そこはやはり橘公司という感じで一風変わったファンタジーを提供してくれた。雰囲気や物語の構成具合、世界観設定はファンタジーの定番的なノリで進むのだが、その間に挟まっている要素がカオスである。精霊を何とかするために、デートしてデレさせる。この論法が凄まじすぎる。その訓練のために、〈ラタトスク〉が開発したギャルゲーをやる。精霊をデートに誘うために、〈フラクシナス〉のAIが導き出した選択肢を艦橋で協議し士道に指示を出す、というレベルが高いんだが低いんだかよくわからないことをやっている。そこが愉快に映る。ただ、『蒼穹のカルマ』シリーズの最近の感じと比べると、大人しめで若干インパクトに欠ける。もっとやっても良かったのではないかと個人的には思っていたりします。ただ、こちらにはラブコメがあるのです。

 巻末の次回予告から考えると、混沌化していきそうなので、今後の展開に期待する。
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テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

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