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空想オルガン

空想オルガン空想オルガン
(2010/09/01)
著:初野 晴

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総合評価:A´
1巻参照


 『ハルチカ』シリーズ第三弾。
 今回は清水南高校吹奏楽部が地区大会から県大会出場までを描いた。前半の二つは一応明るい雑学ミステリ。今回も短編4編で構成されているものの、連作という点が今回は非常に意識されている。

 「ジャオバックの鑑札」は定番の推理ながら、その雑学は本当にどこから仕入れてきているんだか。上手くきれいに収まっていて、非常に好感が持てる。
「ヴァナキュラー・モダニズム」は今回唯一のギャグで癒しで愉快痛快。ハルタの家庭事情も明かされた(しかし、三姉妹の構成がどこか「WOR○ING!!」の小鳥遊家を彷彿とさせる)。そして、オチが見事に1980年代(前後)とは、そのこだわる姿勢には恐れ入った。また、安定のハルチカの漫才クオリティです。
「十の秘密」は痛ましさが伝わってくるような話であった。ちゃんとミステリになっているのも中々だったが、遠野がどうしてあのようになってしまったのかをもう少し書いてほしかった。じゃないと、イマイチ納得できないんだよなぁ。
「空想オルガン」はこの巻全体を通して隠されてきた謎の答え合わせだった。最後のオチには深く考えてしまった。あと、符号が全員、『ガンバの冒険』から取ってあったのには、少し私個人としても思うところがあったり。しかし、「空想オルガン」のガンバの語り口調が、今回全体的に学園から飛び出したため少なめだったハルチカの言葉遊び分が凝縮されている感じがした。しかし、ジャイアントコーンを食べる遠野ちゃんは何だか笑えるよ。

 ここまで、伏線として張られてきた人物を含め、今までの登場人物が一挙に登場して読者としては嬉しい限り。面白く非常に期待できる作品。本当にオススメ。「デジタル野性時代」に掲載されている分がまとまった次巻に期待してます。
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「空想オルガン」初野晴

吹奏楽の“甲子園”――普門館を目指す穂村チカと上条ハルタ。弱小吹奏楽部で奮闘する彼らに、さまざまな事件が持ち上がる。青春ミステリの決定版、ハルチカシリーズ第3弾! 吹奏

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