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ノノメメ、ハートブレイク

ノノメメ、ハートブレイク (ガガガ文庫)ノノメメ、ハートブレイク (ガガガ文庫)
(2013/05/17)
著:近村 英一
イラスト:竜徹
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総合評価:C
キャラクター:C
構成:C
世界観:C´
文体:B´
内容:C



 第7回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作。
 神々によって女の子にフられ続ける運命を背負わされた少年・東雲茅吹。誰にどんなに恋焦がれようとも、彼の恋は決して成就することはないのだが―。「そんな運命、否定してやる!」と、天の国の少女・天王洲君を巻き込んで、彼は今日も元気に一目惚れ!廃部寸前の弱小野球部のマネージャー、近づく人間に不幸を降りかからせる女の子、漫才師を目指すもわけあって相方のなり手がいない先輩。惚れた少女たちのために一肌脱いで、突っ走って、傷ついて…、それでも彼は恋をする。

 物語自体は別に悪くないのですが、圧倒的に設定の説明不足感を感じました。

 バカで不幸体質の「破壊王」の東雲芽吹ことノノメメさんとヒラの神様の相方の天王洲。良いコンビだと思います。彼らが解決屋として、女の子三人の問題を解決していくわけですが、それもイマイチ解決していない感もありますが、まぁ良いでしょう。とにかく、女の子に好かれようとひたすら突っ走る東雲の行動原理は単純なので、特に突っかかるところもなく読めますね。天王洲も中々萌えポイント高いですから。ヒロイン三名は良いでしょう。恵比寿会長も定番なキャラですから(個人的には副会長が気になりますが)。

 ただ、設定や裏事情をもっと話しかったのですよねぇ。不幸を感じることによって出る金色の霞のこと全般や東雲と天王洲との出会い。特に、問題を抱えたヒロイン三名の裏事情が「色々あるんだよね」で済まされているのが納得いかないんですよ。現実は本当に色々事情があって喋れないことって結構あるとは思うんですが、これは物語なわけですから、もっと突っ込んで欲しかった。感情移入がしにくいですよ。とにかく、それが本当に残念です。
 
文体は、東雲と天王洲とのボケとツッコミが安定して、読みやすく良いと思います。

 読後感は非常にサッパリしていて、気持ちが良いです。今後に期待ですかね。
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デート・ア・ライブ アンコール

デート・ア・ライブ アンコール (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ アンコール (富士見ファンタジア文庫)
(2013/05/18)
著:橘 公司
イラスト:つなこ
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総合評価:B´
1巻参照



 今まで登場したヒロインたちの短編集。

 好感度を上げるためゲームセンター、夏祭り、誕生日会、講買パン争奪戦で高校生、五河士道が精霊たちとデート!?

 内容はいつも通りといえば、いつも通りですが、基本的に気軽に読める楽しい話でしたね。ドラマガで掲載されていた5編に書き下ろし1編で、美九を除くヒロインたちの日常が描かれていました。それでは、短編ごとの感想を。

 「十香ゲームセンター」は、十香とゲームセンターデート。うん、『デート・ア・ライブ』の基本さと十香の純真さが表現されていた短編かと。つまり、いつも通り。
 「折紙インポッシブル」は、折紙の好感度を下げるためにデートするという、橘公司先生らしさが詰まっている短編だと思いましたね。折紙さん、ある意味最強っすなぁ。だが、そこが良い!
 「四糸乃ファイアワークス」は、四糸乃と花火大会でデートを。担当さん、恐ろしい人!
 「琴里バースデー」は、白琴里が見れるよ、という感じですか。どうしても司令官モードのほうが印象的ですからね。
 「八舞ランチタイム」は、前作『蒼穹のカルマ』を彷彿とさせ、短編オリジナルキャラの四天王が登場し、購買戦争を勝ち抜くお話。くだらなさが良いですねぇ。
 「狂三スターフェスティバル」は、狂三と七夕デート。狂三は、登場する度に魅力的になっていくから困りますね。この短編が書き下ろしで、唯一後味が切ないですね。この短編集の中では、個人的には一番好きなお話です。今後、狂三がどのように本編でデレていくのか、注目です。

 デレたヒロインたちの魅力が再びサクッと読める短編集ですね。

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者6

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者6 (講談社ラノベ文庫)アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者6 (講談社ラノベ文庫)
(2013/05/02)
著:榊 一郎
イラスト:ゆーげん
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総合評価:A´
1巻参照



 ついに慎一にライバル登場!

 謎の『穴』で日本とつながってしまったファンタジー世界の『神聖エルダント帝国』。そこにオタク文化を浸透させようと創設された交易会社〈アミュテック〉に新たなメンバー・ヒカルが加わる。ヒカルは総支配人・加納慎一の補佐という立場だが、容姿端麗、コミュニケーション能力ばつぐんで、あっと言う間に宮廷でも学校でも人気者になってしまう。ヒカルの手によってもたらされた、新たなオタグッズでエルダントのオタク化はさらに加熱するが、同時に負の側面までもが出てきてしまう……

 定番のライバルキャラ登場。しかも、男の娘ですよ、奥様!今巻で十分活躍してくれましたが、今後慎一との関わりで更なる活躍が見込めそうなキャラクターですねぇ。いやぁ、美味しい。そして、ミュッセルさんは本当天使。
 日本政府が再び暗躍してきたのが面白いですね。しかも、構成的に1巻を彷彿とさせているのが憎い演出ですよ。的場さんは相変わらず食えない人ですし。
 今回のテーマは、「文化と商業の境目はどこにあるのか」「オタクとして、人としてのマナーについて」ですかね。その例として、作品内ではトレーディングカードとエロゲーが挙げられていますね。元ネタはソーシャルゲームなどから総合的に着想を得ている感じですね。槍玉にあげられやすいものだからこそ、オタクはその辺りを考えなければならないですから。また、文化として見るか、商業主義のカタマリとして見るか、も大事なことですからね。一人ひとりが考えなければなりませんよね。でも、コレクション性が高いものはついついやり込んでしまいますよねぇ。

 作品の最後では無難に落としていますね。まぁ、このような形にするのが妥当だとは思いますが、ちょっと甘いかなという気もしますね。でも、そこはファンタジーのエルダント帝国ですからね。私も一度は某少佐等の演説はしてみたいですねw イエスロリータ! ノータッチ!

 アニメ化がどのように展開されるかを含めて、今後の展開が楽しみです。

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者5

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者5 (講談社ラノベ文庫)アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者5 (講談社ラノベ文庫)
(2012/11/30)
著:榊 一郎
イラスト:ゆーげん
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総合評価:A´
1巻参照



 バハイラム王国、登場!

 ファンタジー世界にオタク文化を浸透させようと創設された交易会社『アミュテック』の総支配人の加納慎一がなんと誘拐された! 企てたのはエルダントの敵国バハイラム。しかし、様々な政治的な思惑から誰も助けに行かれない? こんなったらと、慎一付きのメイド少女ミュセルが独力での『旦那様』奪還を決意。ミュセルを中心にした数人の志願者で救助は成るのか? また、バハイラム帝国の意外な誘拐の動機とは?

 いつも通りの慎一視点に加えて今回は何とミュッセル視点でも物語が語られるという仕様。もうミュッセルさん最強じゃないですか! 今巻はエルビアがメインの回なのですが……。
 勿論、エルビアにとって重要な回でしたが、ちょっと陰に隠れてしまった感が。ペトラルカは皇帝という立場上、アピールポイントが少なかったですし。お姉ちゃんであるアマテナがまさにお姉ちゃんキャラでしたし、ロリっ子百合獣耳メイドのクラーラが出てきてしまってはねぇ……。しかし、エルフのロイクとドワーフのロミルダは今後も活躍して欲しいですね。徐々にキャラを確立させているので。

 何かテーマが今回結構危ないぞ! ついに登場したバハイラム王国が某北の国等の独裁国家や某宗教団体などが浮かんできましたよ。そんな要素に獣っ子王国であるというファンタジー設定を入れ込んで、上手くやっているとは思いました。
 しかし、「文化の形態とは何か」「何が良いもので、悪いものなのか」というのは時代や地域などで変わってくるものですから、最適解というものは存在しないんですよね。私たちが享受している資本主義だって、もう限界が来ていますが、今はそれに代わるものがないからですからね。でも、それを非常に上手く取り扱っていると思いました。シリアス寄りになりすぎず、コメディに寄り過ぎず。

 でも、ライトノベルなので、ライトノベルらしく特撮回もといバトルまでやっちゃっていますからねぇ。《フェイドラ》とか、オタクにとってはロマンのカタマリでしょう! カバー裏に設定まで載っけられて豪華ですし。あと、ゆーげんさんのミュッセルが銃を構えているイラスト、完全にマミさんですよねw

 色々とキャラクターといい、内容といい、濃密な巻でしたね。また、作者のこだわりが見えた回でもありました。

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者4

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者4 (講談社ラノベ文庫)アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者4 (講談社ラノベ文庫)
(2012/08/31)
著:榊 一郎
イラスト:ゆーげん
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総合評価:B
1巻参照


 今度は自主制作映画だ!

 異世界の存在を日本の国益に活かそうと極秘のうちに政府によって創設されたのがオタク文化専門異世界交易会社『アミュテック』。それなのに、その秘密がバレちゃった。いや、もうほとんどバレかけてしまったので、さあ大変! で、『アミュテック』総支配人・真正オタクの加納慎一が考えついたオタク的解決法、異世界での超絶コスプレ大会が始まる事に。そして、美埜里さんの意外な過去が明らかに?

 ペトラルカ回兼美埜里さん回といった感じでしたね。
 自主制作映画って、撮っている時は異常にテンション上がるし、途中でアイディアが膨らんでいくものですよねぇ。そして、実際見てみると、うん……。しかし、その空気がうまく出ていると思いますね。ミュッセルもだいぶ意識をするようになってきましたしね。ペトラルカはもっと頑張れという感じですか。美埜里さんはテンションが腐女子モード以外は落ち着いているので、過去のエピソードを公開されても厳しいかなぁと個人的に思ったり。でも、セクハラまがいでも笑って許してくれるお姉さんキャラとは良いよねぇ。

 流出ネタとかまさに「seng○ku38」ですよねぇ(これは陸自ですが)。その辺のネタは面白いですね。職業選択の自由がない、中世世界並みの水準をしっかり使っているのもさすがだと思います。

 このような3巻に引き続き日常回もキャラクターを掘り下げるので良いのですが、少し緊迫感に欠けるかなぁ、とは思いましたね。

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者3

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者3 (講談社ラノベ文庫)アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者3 (講談社ラノベ文庫)
(2012/05/02)
著:榊 一郎
イラスト:ゆーげん
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総合評価:A´
1巻参照



 まさに超次元サッカー!

 異世界でオタク文化を広める加納慎一だったが、お抱え絵師であるウェアウルフのエルビアはやっぱり、月の満ち欠けで凶暴化するし、リザードマンのブルークのまるでトカゲそのものの表情はどうも窺い知れない? どうしようかと思案の結果、オタク的解決法として出たのは、なんとスポ根!? かくして、御前試合が開催されることになったが、魔法だらけの異世界で普通の試合になる訳がない。果たして、超絶スーパー・サッカーの勝者は!?

 ブルーク回でしたね。あと、エルビアのサービス回。
 1・2巻ではインパクトがありながらあまり出番のなかったリザードマンのブルークがメインを張りましたね。このキャラも私は好きですよ。また、エルビアは完全にネタキャラなポジション……。ゆーげんさんのSDキャラ可愛いなぁ。そして、美埜里さん……本性を現し出したなぁ。ガリウスは登場する度に、私の中で好感度が上がっていくんですが……さすがイケメン。でもやっぱり、ミュッセルが一番可愛い!

 それよりもファンタジー世界で『イナズマ○レブン』などをお手本にサッカーを教えてみたら、見事に超次元レベルが再現されちゃった!という非常にくだらない展開が非常に面白い! いいぞ、もっとヤれな感じが最高です。今回は深いテーマがなかったため、気軽に読めたというのをあると思います。

 改めて、オススメしたくなるレベルです。あと、何という見開きイラストの無駄使いw

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者2

アウトブレイク・カンパニー~萌える侵略者2 (講談社ラノベ文庫)アウトブレイク・カンパニー~萌える侵略者2 (講談社ラノベ文庫)
(2011/12/28)
著:榊 一郎
イラスト:ゆーげん
商品詳細を見る



総合評価:A´
1巻参照



 我は侵略者か否か。

 異世界の神聖エルダント帝国に、『萌え』を売り込む事になった、ただのオタク少年加納慎一。しかし、事態は彼や日本政府の思惑を遥かに超えて過剰に進行。乾いた土地に水が染み込むように、オタク文化はエルダント帝国に根付いていってしまう。テロ事件での非難から日本政府の意図に気づいた慎一は、これは侵略か? 自分は侵略者なのか、と悩むが、献身的なハーフエルフ・メイド少女ミュセル等の助言で、自らの取る道を模索していく。だが、事態を憂慮した日本側に不穏な動きが……

 学校が出来たり、オタク文化が急速に浸透したり、スパイな萌え絵師の褐色獣っ娘のエルビア登場などでしたねぇ。しかし、何も知らない子たちにオタク文化を薦めたらド嵌まりしますよ。私がまさにそうでしたから。エルビアは今回登場しただけという感じでしたね。また、ペトラルカは前回のテロ騒動で行動が制限されちゃったので、ますますミュッセル無双という感じがしますね。本当に、ミュッセルさん可愛い!
 ところで、慎一の妹の紫月は出たりしませんかねぇ(まぁ、無理そうですが)。

 今巻のテーマは、「文化侵略とは何か」と言う感じですね。まさに、世界史の15・16世紀のキリスト教の布教や戦時中の日本の教化政策などを上手く入れ込んだ形で、やはり読ませてくれます。言語や思想、文化を浸透させることは知らず知らずのうちに事実上の侵略をしているのと同じですからね。ロシアのエカチェリーナ2世みたいな例も思い浮かびましたが。2巻はまさに1巻の後編といった感じでした。
 中盤は少しダレたかなぁ、という気がしないでもないですが、展開はしっかりしています。あと、日本政府の対応が何とも上手く風刺している感じはありますね。的場さんは本当に食えない人だよ。

 本当に、テーマがしっかりしていて面白いです。
 
 アニメはここまで、のような気がしますねぇ~

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者1

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者1 (講談社ラノベ文庫)アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者1 (講談社ラノベ文庫)
(2011/12/02)
著:榊 一郎
イラスト:ゆーげん
商品詳細を見る



総合評価:A´
キャラクター:A´
構成:B
世界観:A´
文体:A´
内容:A´



 ファンタジー×オタク商社!

 富士の樹海の果ては、異世界に続いてた!?そこはドラゴンが空を飛ぶ、まさにファンタジー世界そのもの!!そんな非常識な状況に放り込まれたのは、単なる高校ドロップアウトの慎一。ラノベ作家の父とエロゲー原画師の母を持つ、サラブレッド級オタクの慎一だったが、だからといって特別な力は何も無い。持っているのは、ただ『萌え』についての知識、見識、勘だけ。それで本物の異世界と交易しろって!?そう、慎一に果せられた任務は『萌え』の伝道だった!というわけで何がなんだか分からないまま、実は中身がちょっと腐ってる女性自衛官に護衛されつつ、ハーフエルフのメイドさんや美幼女皇帝と親交を深めて、なんとなくいい感じになっていく……

 異世界交流ファンタジーですが、ファンタジー世界と会社という本来ミスマッチなものを掛け合わせたことで巻き起こる物語ということで面白い!
 J・R・R・トールキンの『指輪物語』から連なる伝統のファンタジー世界の設定(エルフやドラゴン、文化水準など)をきちんと展開してくれているので、オタク文化を広める当たって起きる身分差別などの軋轢がリアルに感じられる様が見事ですね。読んでいて、想像しやすく面白い。このようなミスマッチさを引き立て、面白く展開させる物語は『フルメタル・パニック 短編』シリーズを思い起こさせますね。

 キャラクターは、テンプレと言ったらそれまでですが、しっかりとした理由付けがされていて全員非常にリアルに感じますね。幼女皇帝のペトラルカやハーフエルフの天然ドジっ娘メイドのミュッセル、腐った巨乳メガネ自衛官の美埜里さん、リザードマンの庭師のブルーク、食えない公務員の的場さんなど、これでもかというぐらいにキャラクター性は分かりやすいです。特に、ミュッセル! ただでさえ、萌え要素のカタマリなのに、「旦那様」と言って健気に慕ってくるとか、パーフェクトじゃないですかぁ! 圧倒的ですよ、もう。帝国騎士のガリウスは今後の活躍に期待ですかねぇ。
 一つ気になった点としては、主人公の慎一をわざわざ高校生にしなくても良かったんじゃないかなぁ、とは思いましたね。就職活動に託けて釣られるわけですし、その後の総合エンタメ商社《アミュテック》での活動を考えると。まぁ、ライトノベルなので、中高生がメインターゲットのため年齢設定的には正しいとは思いますが(『なれる! SE』のような例もありますからね)

 文体は、オタクの慎一の一人称視点で語られているので、親しみやすいかと思いますね。そこまでオタクやファンタジーに詳しくない人でも分かるように、しっかり解説されていますし。

 この作品の最大の特徴は、しっかりとしたテーマが設定されている点ですね。1巻は、「身分差別とは何か」「平等とは何なのか」をじっくりと展開していますね。前半はコメディ調ですが、後半はシリアスも展開していますから。現代日本に住んでいると、「身分差別」や「平等」などの言葉は歴史や公民の教科書などで目にするとは思いますが、実際に感じられることはないですからね。その点、異世界という形で中高生に読ませるのは良いと思います。単なるコメディやファンタジーで終わらない点は憎い演出ですね。しかも、副題の意味が、最後で一気に浮上してくる様は堪らないですよ。ゆーげんさんのイラストも良い感じですし。
 
 個人的に、非常に読ませる感じがオススメです。

四百二十連敗ガール2

特装版 四百二十連敗ガール2 (ファミ通文庫)特装版 四百二十連敗ガール2 (ファミ通文庫)
(2013/04/30)
著:桐山なると
イラスト:七桃りお
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総合評価:B´
1巻参照



 パイナップル――――っ!

 もはや告白してもいないのにフラれてしまう主人公、石蕗ハル。そんなある日、ハルに優しい言葉をかける謎の美少女が現れた。毒空木の鬼メモによってわかった彼女のいる先は……『デレ園水泳部』。全告ツアーの前に情報収集=仮入部へ、鬼気迫る毒空木と、水泳と聞いて泣き喚く時宗さんだが、水泳部はもちろん男子禁制! チィィックショオオ! 指をくわえて待つしかないのか!?  ん? どこからか甘酸っぱい果物の香り?

 あれ、1巻より面白いぞ?
 毒空木のキャラがウザいながらも魅力がはっきりしたためかなぁ。あとは、文章もリズム良く読みやすくなっている感じです。蹺虫齧り虫というネタからスタートしたので、どうなるかと思いましたがこれならば。
 デレ園全告ツアーの続き、今回は水泳少女の布袋葵とパイナップル弓道少女の秋海棠ゆずりに焦点を絞った話でしたね。布袋葵は完全に前哨戦で、本番はパイン先輩こと秋海棠ゆずりですね。しかし、パイナップルが生えているヒロインとか予想外すぎる! 新キャラの濃さゆえに時宗さんが若干消えかかっているという……あと惚れてませんでしたっけ、この人。あと、姫林檎先生はもっと出してもいいと思うんだ!

 ストーリー的にも、水泳部エピソードもパイナップルエピードも一癖あって、面白い。1巻の時宗さんのエピソードなどはわりと直球めだったので、毒空木があたふたする様が見れた2巻は良かったですね。しかし、1巻のアレって、伏線だったんですねぇ~、しみじみ。

 今後は毒空木の過去を明らかにしながら進んでいきそうですね。


 ドラマCDにも一言。
 エンターブレイン、相当掛けているのか、特装版でドラマCD付き1000円とお求め安い価格設定になっていますね。しかも、結構聴き応えはあります。一部、ドラマCDに合わせて改変されている部分はありますが、毒空木やハルの暴れっぷりがよく表現されていました。

クロックワーク・プラネットⅠ

クロックワーク・プラネット1 (講談社ラノベ文庫)クロックワーク・プラネット1 (講談社ラノベ文庫)
(2013/04/02)
著:榎宮 祐、暇奈 椿
イラスト:茨乃
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総合評価:B´
キャラクター:B´
構成:C
世界観:B´
文体:C
内容:B´



 オーバーホール・ファンタジー、開幕。

 寿命を迎えた地球を時計仕掛けのよって動かした“時計仕掛けの惑星”。落ちこぼれの高校生・見浦ナオトの家に、ある日突然黒い箱が墜落する。中にいたのは―自動人形の少女。破綻と延命の繰り返し。作り変えられた世界と、変われない人類。理想と現実が悲鳴をあげる時、二つの出逢いが運命の歯車を回す……

 うーん、内容としては悪くはないんですが、言い回しや設定の説明がくどいと感じました。特に、100ページくらいまでの序盤は文章がただただ回りくどく、タワーを修理することはだいたい見えているのに動き出そうとしないもどかしさが残念ですね。ナオトと共にもう一人の主人公の天才技師のマリーの二人が出会ってからの後半は、まさに歯車が噛み合ったように面白くなりますね。
 ただ、それまでがひたすらにもどかしい。1巻なので色々と設定を語るのは分かるのですが、それでも文体と相まってイマイチ説明しきれていない感じもしますね。なので、構成が伸び伸びになっているように感じたので、以上のような評価となっています。

 世界観は、全てが時計仕掛けによって、再現されている世界なので、ファンタジー寄りですね。なので、厳密にSFを期待している方は合わないかもしれません。あと、1巻の舞台は、京都ですね。京都らしさはほぼないですが。
 確かに、『ノーゲーム、ノーライフ』などの榎宮さんの作風を読む限り、違いますね。その点で合作だなぁ、と感じます。ただ、マリー側で展開される修理するしないの政治的な駆け引きは榎宮さんらしく面白いと思います。

 ダブル主人公制を採用していて、高校生のナオトと機巧人形のリューズ組と天才少女技師のマリーとボディーガードのハルター組の二つで進行します。私は、マリーとハルターサイドのほうが好きですかね。ハルターは良いキャラしてますねぇ……おっさんだって凄いんです。リューズさんの毒舌もよろしいかとは思いますが。
 茨乃さんのイラストは作品の雰囲気をよく表していて良いですねぇ。

 今回の引きはうまく終わっているので、次巻以降の展開に期待ですね。
プロフィール

助六

Author:助六
 主にラノベをマイペースに読んでいる人。買う量の自粛が出来てないので、かなりの速度で積読増加中。
 未熟者なので試行錯誤しながら、運営してますのでどうぞよろしくお願いします。
 TwitterID:「mokusimo

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