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IS〈インフィニット・ストラトス〉③

IS〈インフィニット・ストラトス〉 3 (MF文庫J ゆ 1-3)IS〈インフィニット・ストラトス〉 3 (MF文庫J ゆ 1-3)
(2009/12/22)
著:弓弦 イズル
イラスト:okiura
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総合評価:C
1巻参照

 ここまでくるとある意味安心な内容となっていた。

 シャルロットとラウラともすっかり打ち解け、夏の臨海学校が迫ってきた。水着選びには余念がなく、一夏を巡るヒロインたちの恋のバトルもますます激しくなる。そして、夏の浜辺でそれぞれが積極的に一夏にアプローチを試みる。と、IS開発者にして天才科学者の篠ノ之束が、箒専用機『紅椿』を携え突如現れる。そんな中、軍用IS『銀の福音』の暴走事故が勃発し、一夏たちが事態の処理に向かうことに。

 内容は、上記のあらすじ通り。前半が一夏を巡るヒロインたちの攻防戦を描いたラブコメ。後半が『銀の福音』暴走事故によるバトル、である。特に捻りもなく、定番の安心展開。
 キャラクターについては、シャルロットとラウラの可愛さが抜きん出ている感じがしますね。セシリアの出番が若干多いとはいえ、噛ませ犬感が拭えないのは何故だろう。そして、一夏のシスコンは中々のものですな。今回正式登場となった篠ノ之束はこれまた強烈なキャラである。しかし、キャラクターについては、それぞれ魅力が出ていて良いと思います。
 世界観については、もうツッコまないほうが無難と判断しました。
 文体は、随分普通の小説のように読みやすくなっている。時系列もわかりやすくなっているし。しかし、ラブコメのお約束、主人公は鈍感であるのは別に良いのだが、その鈍感さの表現があまり上手くないのだと思われる。だから、個人的にしっくりとこないのかもしれない。

 ヒロインたちのラブコメ具合を楽しむのが一番だと思いました。




IS〈インフィニット・ストラトス〉
IS〈インフィニット・ストラトス〉②
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電波女と青春男

電波女と青春男 (電撃文庫)電波女と青春男 (電撃文庫)
(2009/01/07)
著:入間 人間
イラスト:ブリキ
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総合評価:C
キャラクター:B´
構成:B´
世界観:C
文体:B´
内容:C


 アァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァイ! キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン! ト! フラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 女子と甘酸っぱい高校ライフを送るため青春ポイント獲得を目指す高校生の丹羽真は、高校二年の春両親が海外赴任になり晴れて都会の叔母の家にお世話になり転校することに。同居の日、叔母の家で真を待ち構えていたものは布団ぐるぐるの電波女だった。ちくわモドキで自称宇宙人の藤和エリオ曰く、「地球は狙われている」らしい。さらに、天然癒し系爽やか健康娘の御船流子、モデル並の長身でコスプレ少女の前川さん(名前は不明)、三十九歳の叔母で大供な藤和女々。そんなどこかおかしな人たちに囲まれた真の青春ラブコメ?

 キャラクターは、普通に見えてもどこか全員おかしい。
 主人公の丹羽真は、青春ポイントの獲得に情熱を燃やす。まぁ、普通の主人公っぽい(でも、どこかズレているように感じる)。ヒロインたる藤和エリオは、自分が宇宙人だという設定を語る引き篭もりの電波美少女。ピザの食い方が凄まじいの一言。布団ぐるぐるで電波というキャラクターとしての主張は強いものの、性格的にはまだほとんど明かされていないので今後に期待。意外と一番マトモかも。地味に過去が重い。御船流子は、天然系で純粋に可愛いキャラ。青春ポイント上昇要因にして、明らかなラブコメ要員。ヘルメットとかポイント高いね。前川さんは、不思議系なキャラ。とにかく、言動が読めない。ネタとともにラブコメも担当。藤和女々は、最強にして最凶のネタキャラ。言及とかしちゃいけなさそうな感じもする。『化○語』シリーズに登場する萌えない中年のおっさんから名前が来ていたりするのだろうか。
 しかし、個人的にはキャラクターが全体的に何だかそれぞれぼっちみたいに感じる。基本的に1対1で会話している上に、他に友達がいるはずなのにほとんどそういった話をしないからだろうか。

 構成は、筋道がないようであり、伏線がないようである、という感じ。実に入間人間らしい構成となっている。
 基本的に、真が春藤和家に引っ越してきてから五月までの真の青春の日々を描いている。その中での各キャラクターとの出会いや接触が語られている。色々とおかしなことを会話していたりするのだが、思わぬところから複線として後に登場してきたりするので、そこら辺はさすがである。最後の青春ポイント5点の出来事はさすがに胸がスカッとしますね。

 世界観は、基本的には現代の都会が舞台である。おかしなキャラクターとおかしな会話で出来ているものの、世界観は案外普通である。一番の不思議は女々さんと言えるかもしれない。最後のところで宇宙人がいるかどうか、含みを持たせているところは中々に憎い。宇宙人といえば、やはり自転車ですかね。

 文体は、青春戯言会話系。かなり回りくどく会話がなされ、言葉遊びを展開し、オタクネタを忍ばせ(時に身体を張り)、地味に伏線が張られ、文章が進んでいく(やはり影響の根幹にあるのは、西尾維新なのか)。これを面白いと思えるか、読みにくいとして捉えるかで作品の評価がかなり違ってくるのではないかと思われる。リズム感が独特なので、好みによると思われる。

 内容は、主人公の真の青春ラブコメ?な日々を会話を中心に語られた物語である。
 流子さんとのデートや前川さんとの夜の散歩で青春ポイントを上昇させ、エリオの電波な会話や女々さんにハグされて青春ポイントを低下させたりする日々を描いている。また同時に藤和エリオがなぜ電波女となってしまったも同時に解き明かされていく。その理由は重いのだが、女々さんたちの語り口は軽い。そこがどうなのだろうかと個人的に思う。あと、エリオにスポットライトが当たる関係で、終盤はリュウシさんや前川さんの役どころがどうもしっくりことないかなぁ、とも感じていますが。だが、最後の展開については、じわりと心に来るものがありますね。
 あと、ブリキ絵は素晴らしいですね。

 完全な積みシリーズの一つと化していたので読んでいきたいところ。4月からのアニメにも期待しております。

GOSICKⅦ ―ゴシック・薔薇色の人生―

GOSICKVII‐ゴシック・薔薇色の人生‐ (角川文庫)GOSICKVII‐ゴシック・薔薇色の人生‐ (角川文庫)
(2011/03/25)
著:桜庭 一樹

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総合評価:B 
1巻参照


 世界大戦の時代を力強く生きた女性たちの様子が描かれた話であったと思う。

 クリスマス直前の聖マグリット学園だったが、父ブロワ侯爵に召喚されグレヴィールとともに首都ソヴレムへと向かう。一弥もヴィクトリカを心配して後を追う。ヴィクトリカが解決することになったのは、ソヴュール王国最大のスキャンダルにして謎、王妃ココ=ローズの首なし死体事件だった。ブロワ侯爵のオカルト省・ロジェの科学アカデミー・ロスコーとコルデリアたちの思惑が入り混じり、豪華劇場で〈ソヴレムの青い薔薇〉が再演される中、過去に葬り去られた禁断の罪が暴かれる。

 錬金術師リヴァイアサンの『GOSICKⅣ ―ゴシック・愚者を代弁せよ―』と密接にリンクした話となっていた。キャラクターもシリーズ完結直前ということで主要人物は全員登場というところであった(約1名、ほぼ出番がないのですが)。セシル先生や寮母のゾフィまで出張ってきて解決に一役買う。しかし、グレヴィール警部が完全にコメディキャラと化しているなぁ。初期と比べれば、最初の険悪さなどなんのそので、本当にアルベール侯爵の息子で貴族なのかというレベルまでゆるいキャラとなったものだ。あと、えらく知能指数の高いウサギとハトが登場している。そんな人物たちがソヴレムの豪華劇場〈ファントム〉に一堂に会する。

 構成は、キャラクターたちが〈ファントム〉に集まり、王妃ココ=ローズや踊り子ニコル・ルルーなどの過去を辿りながら、事件を推理し、劇とともに解決する様は中々に圧巻である。二重三重の構成もまた。しかし、犯行動機や手段はわかったのだが、どのように首を切断にしたのかが個人的に気になるところなのであるが(まぁ、そこは人物劇がメインとなっているので)。また、今回は章の間にコルデリア・ギャロの過去が語られている。これは悲劇でしょう。まぁ、禁忌とされたソヴュール王国の過去がヴィクトリカの推理によって詳らかに様は壮大さを感じずにはいられなかったです。

 いよいよ『GOSICK』シリーズも次巻で完結。綺麗な終わりを期待しています。




GOSICKⅣ ―ゴシック・愚者を代弁せよ―
GOSICKⅤ ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋―
GOSICKsⅡ ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車―
GOSICKⅥ ―ゴシック・仮面舞踏会の夜―
GOSICKsⅢ ―ゴシックエス・秋の花の思い出―

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ②

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ2 (MF文庫J)お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ2 (MF文庫J)
(2011/03/22)
著:鈴木 大輔
イラスト:閏月戈
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総合評価:C
1巻参照

 案外普通に展開してました。

 ブラコンの妹の秋子と同居を始め、聖リリアナ学園の始業式早々におかしくも愉快な生徒会の書記代理副補佐に任命された秋人。二階堂嵐・那須原アナスタシア・猿渡銀兵衛春臣の生徒会の三人に弄られ、さらにブラコンを悪化させていた。そんな中、『妹のブラコン対策』として、秋人は生徒会全員のお宅訪問をすることに。

 アナスタシアの表情が増えたり、二階堂会長の別の顔が見れたりしています。が、一番の注目は、主人公たる秋人の本性が割れたことでしょうかね。前回はシスコンなのだろうけど、はっきりしない状態でした。しかし、今回で超シスコンでSなことが明らかになった。中々にひどい主人公である。
 構成は、始業式の翌日をそれぞれのキャラクターに均等に振り分けて描き、一日ごとに各キャラクターのお宅訪問、そしてこの手のラブコメのお約束で締めしている。なので、時の流れはかなり緩やか。また、最後で秋人のお仕事判明。これはひどい(笑)。しかし、戯言的な会話(今回はエロ方面は少なめ)があるとはいえ、いささか展開が普通すぎるかなぁ、と思ったりしました。展開が予測しやすいんですよね。そういう意味ではインパクトなどに欠けると個人的に思いました。ラブコメの定番としては悪くはないのですけど。本文は軽快に楽しく読めたので良かったです。やはり、妹との会話が一番しっくりきます。

 次回が予告により動きそうなので見守りたい。




お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

購入履歴

25日の入手品

・お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ2 (MF文庫J)
・緋弾のアリアⅨ 蒼き閃光 (MF文庫J)
・GOSICKVII‐ゴシック・薔薇色の人生‐ (角川文庫)

 『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ②』はMF文庫Jと富士見ファンタジア文庫が鈴木大輔繋がりでコラボ企画をやるようですね。
 『緋弾のアリア』は、3巻以降読めてないんですよねぇ。アニメも始まるので読まないと。
 『GOSICKⅦ ―ゴシック・薔薇色の人生―』はいよいよ完結に向けてという感じがしますね。また、この初版印税が義援金となるそうで、何かの一助になれば。
 あと、『神明解ろーどぐらす5 (MF文庫J)』もあるんですが、これも途中で止まっているんですよねぇ。読まねば。

 アニメや漫画も気になったのはこのサイトで少し語っていこうかなぁ、と現在考えています。
 というわけで、予告通りに少しリニューアルしてみました。固定化するかは未定です。

デート・ア・ライブ 十香デッドエンド

デート・ア・ライブ  十香デッドエンド (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ 十香デッドエンド (富士見ファンタジア文庫)
(2011/03/19)
著:橘 公司
イラスト:つなこ
商品詳細を見る


総合評価:B´
キャラクター:B´
構成:B´
世界観:B´
文体:B
内容:B´


 『蒼穹のカルマ』シリーズの橘公司の新シリーズ。

 三〇年前のユーラシア大空災や南関東大空災という謎の災害現象、空間震より世界が破壊されるようなった世界。四月一〇日、五河士道は妹の琴里に起こされ、新学期が始まった学校へ向かう。いつも通りの日常が始まると思っていた。だが、突如空間震警報の鳴る中、一人士道は学校から飛び出す。そして、士道は辺り一体が跡形もなくなった街で謎の少女と出会う。
 わけもわからないまま事態が進行した末、何故か軍服を着て偉そうにふんぞり返る妹に告げられる。士道の出会った謎の少女こそ、空間震の原因であり世界を殺す災厄である精霊なのだ、と。精霊を止める手段は二つ――殲滅か、対話か。対話を主張する士道に対して、琴里は「というわけでデートして、精霊をデレさせなさい!」と言い放ったのだった。

 キャラクターは、『蒼穹のカルマ』シリーズとはまた別に味が濃そうである(今は普通そうなキャラが多いが)。ただ、今巻は簡単な紹介程度なのか、そこまで深くはキャラが掘り下げられていない。キャラクターたちのそれぞれの事情は今後少しずつ明かされていくようである。
 主人公の五河士道は、平均的な高校生。順応性は高い。この物語におけるツッコミ役。複雑な過去や設定があるようであるが、今回は特に説明されていない。ヒロインである謎の精霊の少女(十香)は、今後の活躍に期待という感じで今回はあまり。全てに対して無知で素直な言動が可愛いですかね。個人的には制服姿が気になります。妹の五河琴里は、普段は主人公の可愛い妹。しかし、裏の顔は〈ラタトスク〉の女王様然とした司令官。今のところ、琴里が、一番キャラが濃い感じです。しかし、普段の接している妹が謎の組織の司令で、いきなり不遜な態度で対応してきたら、正直大いに戸惑うとは思うのですが(そこが個人的にどうも気になりました)。鳶一折紙は、士道の同級生にして陸自の対精霊部隊ASTに所属する無口無表情キャラ。『蒼穹のカルマ』シリーズの鳶一槙奈とは関係はありませんでした(今のところは)。過去やら主人公となりやらあるようだが、今回はほぼ語られず。思考が一番ヤバそうなので、今後の活躍を大いに期待。村雨令音は、〈ラタトスク〉の解析官で、有能ながらいつも眠たげで言動が読めないキャラ。主な人物は以上である。あとは、〈ラタトスク〉の副司令官でドMな青年の神無月恭平や〈ラタトスク〉の空中艦〈フラクシナス〉の愉快なクルーたち、ASTの隊長である日下部燎子、士道のクラス担任のタマちゃん教諭、友人の殿町宏人などがいる。

 構成は、シンプルな流れである。平凡な日常の始まりから一転して、主人公と少女の出会い。妹と謎の組織と説明。精霊をデレさせるための訓練のギャルゲー。そして、精霊との対話とデートである。まさに1巻目という感じで複雑なことはしておらず、全体的にさらりと進行していく。伏線だけは大量に設置しているが。特に、第二章の冒頭が気になる。

 世界観は、随分設定が出てきてはいた。だが、紹介ということで進行重視のためか、個々にあまり詳しく説明されていない。シリーズものとはいえ、用語が多くもっと丁寧に説明してほしかった印象である。精霊や〈ラタトスク〉、空中艦〈フラクナシス〉(これは特にどんな構造で大きさなのかなど)、陸自の対精霊部隊AST、顕現装置(リアライザ)、随意領域(テリトリー)、CR-ユニット、災害復興部隊、各武器の設定などである。今後に期待しておく。

 文体は、読みやすく作られている。主人公視点を中心に、琴里や折紙視点を少し。たまに、自然を装ってオタクネタが放たれてくる。

 内容は、王道ものと見せかけておいて、そこはやはり橘公司という感じで一風変わったファンタジーを提供してくれた。雰囲気や物語の構成具合、世界観設定はファンタジーの定番的なノリで進むのだが、その間に挟まっている要素がカオスである。精霊を何とかするために、デートしてデレさせる。この論法が凄まじすぎる。その訓練のために、〈ラタトスク〉が開発したギャルゲーをやる。精霊をデートに誘うために、〈フラクシナス〉のAIが導き出した選択肢を艦橋で協議し士道に指示を出す、というレベルが高いんだが低いんだかよくわからないことをやっている。そこが愉快に映る。ただ、『蒼穹のカルマ』シリーズの最近の感じと比べると、大人しめで若干インパクトに欠ける。もっとやっても良かったのではないかと個人的には思っていたりします。ただ、こちらにはラブコメがあるのです。

 巻末の次回予告から考えると、混沌化していきそうなので、今後の展開に期待する。

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

感謝と連絡

サイト管理人の助六です。

平素より当サイトをご覧いただきありがとうございます。
また、ふらりとこんなサイトに立ち寄って下さった方、ありがとうございます。
皆様のおかげでまもなく1000HITを迎えます。
まだサイト開設から2ヶ月も経っていないというのに。私自身驚きで一杯です。

1000HITを迎えるにあたり、サイトのリニューアルでも行いたいと思っています。と言っても、大した技術を持っているわけではないので、簡単にとなりますが。

なので、今後のサイト運営に活かしていきたいと思いますので、意見や要望等ありましたら、コメントをいただけるとありがたく思います。私のサイト運営の励みにもなります。

今後とも「もくしも教派」をよろしくお願いします。

桐野くんには彼女がいない!?

桐野くんには彼女がいない!? (一迅社文庫 か 3-3)桐野くんには彼女がいない!? (一迅社文庫 か 3-3)
(2010/06/19)
著:川口 士
イラスト:美弥月 いつか
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総合評価:C
キャラクター:C
構成:C
世界観:C
文体:B´
内容:B´

 完全なネタ作品。ただ、いまひとつ突き抜けたところがないのが少し残念なところ。
 十八までに童貞を捨てないと死ぬと告げられた異能力者である桐野康介。しかし、彼は沙由里やレナ、森里たち鉄道研究会兼ラノベ部の仲間たちと雑談したりゲームしたりして、時に異様な存在を気にしながらものんびりと学園生活を送っていた。そんな中、桐野家の実家がある熊野の山奥の村に伝わる奇祭に仲間たちと参加することに。
 キャラクターは、メインの三人が平坂読著『僕は友達が少ない』に似ていらっしゃる。というか、1章の冒頭が「僕は友達が少ない。」から始まっているし、そもそも帯が「鉄研×ラノベ部」というのはどう考えても狙っているでしょう(作中でも語られているが)。主人公の桐野康介は一部若白髪でモテないが心は優しい、つまり小鷹。ただ、今作では主人公が本当の意味での邪気眼こと異能力者である。ヒロインは二人。遠山沙由里が康介の幼馴染で口が悪く黒髪で長髪、つまり夜空。性格が残念。レナ=イリノヴナ=薬袋が、クォーターで銀髪で巨乳で沙由里に毎回嵌められている、つまり星奈。サブヒロインのような気がする森里麻耶は作者がパロディとしてやりやすいキャラなのだろうか。元写真部で活発、主人公とは気が合いネタの応酬をしている。従妹の桐野美奈は小学生でおにいちゃっ子。おそらく、サービス兼ネタだろうと思っている。しかし、ちびっ子生徒会長が滅茶苦茶気になるじゃないか。しかし、滝行で女性陣が濡れ透けになったところで主人公が「隊長! カメラ! カメラの用意を!」と叫んだのには、無駄に感動を覚えてしまった。
 構成は、前半が日常学園編で、後半がオカルト編という形。若干、唐突な感じもする。ただ、展開としては王道といえる。冒頭にエピローグを配置(『キノの旅』か?)。各章のタイトルも鉄研会の一存や薬袋レナの憂鬱などネタから付けられている。
 世界観は、学園編の部分では特に問題なし。ただ、ラノベパロを中心としたネタで構成され、オリジナルティに欠けた。後半のオカルト編に関しても、主人公の異能の説明やら状況に関してはよいものの、バトル的な描写が微妙である。まぁ、うまく逃げているとはいえるが(そもそもそこをメインにしているわけではないので)。ただ、どちらにせよインパクトに欠けているというのが残念。
 文体は、簡潔型。特筆することはないが、パロディに対して文体も変えてきているので、そこら辺は評価する。読み易いので問題もない。
 内容は、前半と後半のバランスが悪い。オリジナルであるオカルト関連部分を強調するにしても、もう少し紙幅を使うべきだったと考える。だが、内容としては王道なので、評価としては標準である。パロディである点から言っても。でも、内容自体はこれはこれで楽しめる。
 せっかくキャラクターも世界観も出来てきているので、2巻は出して欲しいところである。ネタ探しという点で読んでみてもよいと思う。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)
(2011/03/18)
著:渡 航
イラスト:ぽんかん⑧
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総合評価:B´
キャラクター:B´
構成:B´
世界観:B´
文体:B´
内容:B´

 ぼっちにはぼっちの生き様があるのです。
 腐った魚のような目をしたぼっちな高校生の比企谷八幡は、生活指導担当でもある平塚先生によって残念な性格を矯正するべく「奉仕部」なる部活に強制入部させられる。そこにいたのは学校一の美少女で完璧超人の雪ノ下雪乃だった。ラブコメ展開開始かと思いきや、雪乃の性格も非常に残念でそんなことにもならない。さらに、平塚先生の提案によって、奉仕勝負をすることに。そんなよく分からない部活に相談しに来る人も変な人ばかり。そんな残念な青春模様を描くラブ?コメディ。
 キャラクターは、皆どこか残念な性格ばかり。キャラクターの苗字は、全員鎌倉周辺の地名から取られている、舞台は一応千葉県なのに。主人公の比企谷八幡は、ぼっちな高校生。しかし、別にぼっちなことを嫌っているわけではなく、彼なりに楽しんでいる。全体的に醒めている。高二病。雪ノ下雪乃は、完璧超人で美少女にして、奉仕部部長。絶対正義の体現者たらんとし容赦なく、ツンツンの毒舌。一人でいることを特に何とも思っていないが、彼女自身も何か悩みを抱えている模様。由比ヶ浜結衣は、アホの子。現代的な女子高生として描かれている(本文の記述では茶髪なのだが、イラストではピンク。これはピンクの法則を狙ってなのか……)。二重の意味でラブコメ要員か。リア充グループに属しながらも人に合わせてばかりで距離を感じている。材木座義輝は、典型的な中二病、以上。戸塚彩加は、女の子みたいな男の子(男の娘にあらず)。テニス部に所属するか弱き王子。こんな可愛い子が男の子なわけがない。平塚静先生は、国語教師であり生活指導担当のマンガ好き。主な登場人物は以上になる。あと、主人公の妹の小町。リア充グループの葉山や三浦などがいる。
 構成は、全8章となっている。ストーリーラインだけ語ると、八幡が奉仕部に入部し、雪乃などとともに相談者の悩みの解決を協力していくという単純な流れである。ただ、最初の導入部分はテンポが若干悪いかもしれないと個人的に思うが。各話の構成としては、オタクネタなどを織り交ぜながら進行し、最後は真面目なオチを入れている、という感じである。けして、短絡的なギャグで落としきらないのが良いところであると思う。
 世界観は、平均的な高校を舞台として描かれている。多少、コメディやラブコメなどとしてラノベらしい設定は組み込まれているものの、ファンタジーもオカルトもSFもない現実的な世界である。主人公及び周りのキャラクターはぼっち的なキャラクターなので、それに共感できるかが鍵となってくる。類は友を呼ぶのです。
 文体は、普通。特に読みづらくもなく、特に読みやすくもなく平均的。
 内容は、ぼっちならではのあるある的な青春ドラマという感じである。オタクネタが盛り込まれたコメディではあるものの、そこまで気楽にというわけでもない(各話の前半部分は気楽に読めるようには作られている)。ラブコメ成分もかなり少ない(ただ、読み解き方次第な気もしますが)。なので、平坂読著『僕は友達が少ない』のような感じを想像して読むのは薦められない。まぁ、残念系には属するとは思いますが。
 ぼっちや友達が少なくても、わりと楽しく充足を感じている。体育に「好きな奴とペアを組め」と言われるのが嫌だったり、女子とどのように話したらよいのかわからなかったりしても。ぼっちならではのネタやトラウマを刺激されながらも、それぞれの「青春」を肯定するような小説です。青春映画で描かれるような華やかな高校生活ではないけれど、日は当たらないかもしれないけれど、ぼっちはぼっちなりの「青春」があるのです。そんな感覚に共感できないと、つまらないのではないかと考える。そこら辺は最後及びあとがきに凝縮されていますので、興味を持った人はどうぞ。彼らの生き様、「青春」が感じられる、そんな作品です。これはこれで中々読ませまてくれました。
 結論を言うと、「リア充爆発しろ」というところですかね(笑)

 次は橘公司『デート・ア・ライブ 十香デッドエンド』読破予定。

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

五年二組の吸血鬼

五年二組の吸血鬼 (一迅社文庫)五年二組の吸血鬼 (一迅社文庫)
(2011/03/19)
著:糸緒 思惟
イラスト:小路あゆむ
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総合評価:C
キャラクター:B´
構成:C
世界観:C
文体:B´
内容:B´

 イラストに反して、中身は案外と普通であった。でも、「今の世間の流れがなに?」という感じです、さすが一迅社文庫。しかし、本当に大丈夫か。
 気になるクラスメイトの西本万理衣にけしかけられ、上原翔は人の住んでいないと思われるお隣さんの幽霊屋敷を夜探検することに。地下室で棺桶の中に裸で眠る隣のクラスの松沢桃子を発見し、翔は桃子によって噛まれ吸血鬼にされてしまう。その翌日、桃子は小学校に通う全員を吸血鬼にしてしまう。それから桃子は女の子たちと翔を集めて、エッチな罰ゲームありのゲームをすることになっていく。元々、同人ゲームの「となりのヴァンパイア」を原案としている。
 キャラクターは、全員が小学五年生。主人公は路傍の奇石(ミッシング・ストーン)という特異体質の上原翔。彼を語り部として物語が進行していく。小学五年生らしい思考の持ち主。万理衣一筋で吸血鬼の真祖にしてメガネっ子の裸マントの松沢桃子(吸血鬼で裸マントの幼女って最近どこかで読んだなぁ。具体的にはGA文庫あたりで)。可愛い女の子が好きでエッチで過激なことが好き。皆から慕われている。隣の席の気になるクラスメイトの西本万理衣。平均的な性格の女子で、主人公と両想い。後半には設定上出番がほぼなくなるのが何とも残念。桃子の友人にして下僕1号でMな吉永紗理。家が神社で巫女な興梠みつき。基本、このメンバーで話が進む。全体的にみると、キャラクターはわりと普通と言えるかもしれない、小学五年生的には。まぁ、小学五年生の頃って、結構純粋でしたよ。その点、思考回路としては中々的を射ていると思います。
 構成は、前半が完全に小学五年生たちによるエッチなゲームの描写が中心となり、後半は若干シリアス込みのオカルトなバトルありの展開となっている。前半の内容は、桃子が主催しそれぞれエッチな罰ゲーム付きで、王様ゲームに女の子だけの深夜の全裸プールと騎馬戦、リコーダー演奏、ヌードデッサン(絆創膏あり)、深夜のお散歩と達磨さんが転んだという感じ。ただ、一部個人的には、前半のような展開で押し通してしまっても良かったとは思うが。まぁ、最後は落としどころとしては妥当ということであろう。この辺は何となく竹井10日著『10歳の保健体育』が思い出されます。
 世界観は、細かいところはなしで、という感じ。吸血鬼や路傍の奇石などのオカルト的なモノについての説明は、あまり語られていない。別に手を抜いているわけではなく、これは純粋にロリを楽しむものなんだなと思いました。
 文体は、わりかしあっさり描かれているので平均的に読みやすい。特徴的なことも特にない。理由は、まだ性の目覚め前の小学五年生の視点によって語られているためであろう。なので、ねっとりあるいはじっくりと小学五年生の女の子たちが描写されているわけでない。本当に、身体的描写は軽いサービス程度(ただ、シチュエーションとしては過激)。発言も桃子とみつき以外は小学五年生程度のものです。また、翔が万理衣一筋なのもあっさりしている理由の一つと思われる。
 内容は、ここまでアブナイもの出すなら、もっとやってほしかったと思えた。エッチなゲームなどの内容を最後までやっても良かったと思うし、もっと詳しく描写しても良かったと思う。特に、ゲームのほうは描写が少ないので、少々残念。シチュエーション的には大変おいしいので。小学生が全裸でプール大会とか裸絆創膏でヌードデッサンとか。吸血鬼ゆえに吸血行為にも快楽がある点についても。しかし、イマイチ萌えないのは翔と万理衣がお互い気持ちが通じ合っているからだろうか。主人公特性として、美味しい目に遇うのはお約束としても。最後のオカルト的展開及びバトルは少々中途半端感が否めない。しかし、イラストが素晴らしすぎるでしょう。特に、P105とP151のイラストはラノベとしては凄すぎる。本当に、おもらしとおしっこネタを入れてくるとは私の想像以上でしたよ、えぇ。
 ネタとして釣られにいった私ですが、これはこれで中々楽しめたキワモノでした。我こそは紳士である方はどうぞ。

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

助六

Author:助六
 主にラノベをマイペースに読んでいる人。買う量の自粛が出来てないので、かなりの速度で積読増加中。
 未熟者なので試行錯誤しながら、運営してますのでどうぞよろしくお願いします。
 TwitterID:「mokusimo

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